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自社管理物件とは?メリットや探し方をご紹介

2025.04.15

自社管理物件とは?メリットや探し方をご紹介

賃貸物件を探すとき、「物件を決めてから入居まで」をできるだけスピーディーに進めたいと思いませんか?
「賃貸契約ってやり取りが複雑で時間がかかりそう」といった声をよく耳にします。そんな悩みを解決する方法の1つとして、不動産会社の自社管理物件を探すという選択肢があります。
自社管理物件は、物件の仲介をする部署と管理をする部署が同じ会社であるため、家賃などの条件交渉がスムーズに行われることも。また、同一社内での契約となるためタイムラグが少なくスピーディーに手続きが進む可能性があります。
この記事では、自社管理物件とは何か、どのようなメリットがあるのか、そして効率的な探し方について詳しく解説していきます。

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自社管理物件とは

自社管理物件とは、不動産会社が物件オーナーから直接委託を受けて管理している賃貸物件のことを指します。 一般的な賃貸物件の場合、物件オーナー、管理会社、仲介会社など複数の業者が関わりますが、自社管理物件では1つの不動産会社が物件の管理から入居者の募集まで一貫して行います。
ウインズリンク株式会社には、物件の仲介を専門に行う部署と管理を専門に行う部署があり、日々情報の共有を行うなど密接に連携しています。
ここで、不動産取引の流れを具体的に見てみましょう。

  • 通常の賃貸物件:オーナー → 管理会社 → 仲介会社 → 入居者
  • 自社管理物件:オーナー → 不動産会社 → 入居者

このように、自社管理物件を借りる場合は中間業者を介さないため、情報伝達がスムーズで契約までの手続きもシンプルです。 また、仲介部門と管理部門が同じ会社であるため、間取りや設備の状態、周辺環境などの詳しい情報を素早く得ることができます。

さらに、家賃などの条件交渉においてスムーズで柔軟な対応を受けられる可能性が高くなります。

このように、自社管理物件は入居希望者にとって、円滑な契約手続きというメリットがあるでしょう。

関連記事:賃貸契約の流れを解説!必要書類についてもご紹介

自社管理物件のメリット

自社管理物件とは?メリットや探し方をご紹介

自社管理物件には、入居者にとって嬉しいメリットがたくさんあります。

家賃交渉が可能なケースがある

自社管理物件の大きな特徴として、家賃などの条件交渉に応じてもらえる可能性が高いことが挙げられます。 不動産会社が物件オーナーと直接やり取りできる立場にあり、入居希望者の要望を柔軟に検討してもらえる環境が整っているためです。

物件の立地や設備などの条件は気に入っているものの、予算との兼ね合いで悩んでいる場合は、家賃交渉が可能かどうか、仲介営業担当者に一度確認してみましょう。ただし、交渉の際は無理のない金額で提案しましょう。

また、家賃以外に、敷金や礼金の減額、更新料の見直しなど、初期費用や契約条件についても交渉の余地があるでしょう。

とはいえ、物件の需要が高い地域や人気物件の場合は、交渉が難しいケースもあります。地域の相場や物件の特性を十分に理解したうえで、適切な交渉を心がけることが大切です。

関連記事:賃貸契約の初期費用はどのくらい必要?相場や内訳、節約方法をご紹介

物件の詳しい情報がすぐにわかる

自社管理物件では、物件の管理を担当する部署と、入居希望者と物件の仲介をする部署が同じ会社のため、正確で詳細な物件の情報をスピーディーに入手することができます。 入居希望者の疑問点に対しても素早い回答が期待できます。

例えば、室内設備の使い方や修繕履歴、近隣住民との関係性など、物件を管理しているからこそ把握できる情報を、詳しく教えてもらうことも可能です。
また、日当たりや騒音の程度といった、実際の住み心地に関わる生活情報についても、より具体的な説明を受けられる可能性があるでしょう。

物件を確保しやすい

自社管理物件は、仲介部門と管理部門が同じ会社であるため、他社管理の賃貸物件と比べて物件を確保しやすい傾向にあります。

入居者の紹介と物件の管理を同じ会社が担うことで、物件オーナーの信頼を得やすく、物件の確保につながります。

また、物件オーナーに対して入居希望者の情報や希望条件をスピーディーに伝えることができるので、スムーズな物件確保が可能になるのです。

具体的には、以下のようなシーンで物件確保のしやすさを実感できます。

  • 内見から申し込みまでの時間が短縮できる
  • 契約条件の確認や調整がスピーディー
  • 入居開始日の相談がしやすい

自社管理物件であれば、管理担当者から仲介担当者へ物件の空室状況がリアルタイムで共有されるため、内見の予約から入居申し込みまでの手続きがスムーズに進むことが期待できます。
さらに、入居希望者の物件に関する質問にも迅速に回答してもらえるので、入居を検討する際の不安要素を早期に解消することができるでしょう。

自社管理物件のデメリット

自社管理物件には、便利な点だけでなく課題もあります。

物件数が限られる

自社管理物件のデメリットの1つは、自社管理物件の数が限られるという点です。
京都市だけでも数万戸の賃貸住宅があり、物件の管理を担う会社も数多くあります。管理だけを行う会社、仲介と管理を共に行う会社など様々ですが、たくさんの会社が賃貸物件の管理業務を行っています。なぜなら、1つの会社が管理できる物件数には限りがあるからです。つまり、たくさんある賃貸物件のうちの一部が自社管理物件ということになります。

一般的な不動産会社が管理できる物件数は、会社の規模や人員体制によって制限されます。 物件の管理には、入居者対応や建物メンテナンス、家賃収受など、多岐にわたる業務が発生するためです。多くの不動産会社では、自社で管理できる物件数を適切な範囲に抑えています。

このような状況から、自社管理物件を探す際には、以下のような制約に直面する可能性があります。

  • 希望するエリアに物件がない
  • 条件に合う物件の選択肢が少ない
  • 人気物件はすぐに埋まってしまう

物件探しの際、まずは自社管理物件に限定せず、他社管理の賃貸物件も含めて幅広く検討することをお勧めします。理想の物件が見つかる可能性を高めるためには、柔軟な姿勢で物件探しを進めていくことが大切です。

交渉に応じてくれないこともある

自社管理物件は家賃交渉がしやすいというメリットがありますが、もちろん、個々の物件やその時の状況によっては交渉に応じてもらえないケースもあります。

人気エリアや駅近、築浅物件などは、通常の相場で募集をかけても入居希望者が多く集まるため、家賃を下げる必要性を感じないオーナーも少なくありません。

自社管理物件だからといって、必ずしも交渉に応じてくれるわけではないという点にも注意が必要です。不動産会社とオーナーの関係性や、物件の運営方針によっても対応は異なってきます。

自社管理物件の探し方

自社管理物件とは?メリットや探し方をご紹介

自社管理物件を探す最も効率のよい方法は直接不動産会社に問い合わせることです。

不動産会社に問い合わせる

自社管理物件を探す最も確実な方法は、直接不動産会社に問い合わせることです。 不動産会社によって管理している物件の特徴や条件が異なります。直接問い合わせることで、担当者とじっくり相談しながら希望に合う物件を見つけることができます。

事前に希望条件を整理しておくことで、不動産会社からより具体的な提案を受けることができます。また、自社管理物件希望であることを明確に伝えれば、より効率的な物件探しが可能になるでしょう。

このように、不動産会社への直接の問い合わせは、自社管理物件を探す上で効果的な方法といえます。担当者と直接コミュニケーションを取ることで、物件情報以外にも周辺環境や地域の特徴なども詳しく知ることができるため、より満足度の高い物件選びにつながるでしょう。

まとめ

自社管理物件とは、不動産会社が直接管理している物件であり、賃貸物件探しにおいて魅力的な選択肢の1つといえます。家賃交渉の可能性や詳細な物件情報のスピーディーな入手など、入居者にとって大きなメリットがあることがわかりました。

一方で、物件数が限られていることや、必ずしも交渉に応じてもらえないなどのデメリットもあります。このような特徴を理解したうえで、自社管理物件を探す際は、直接不動産会社に問い合わせてみてください。希望に合った物件を見つけることができる可能性が高いでしょう。

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