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一人暮らしで長期不在になる場合はどうしたら?防犯対策もご紹介

近々、長期間にわたり部屋を空ける予定がありますか?一人暮らしの方にとって、長期休暇を利用した帰省や旅行、あるいは出張など、長く部屋を留守にする際の防犯対策は大きな不安要素です。
「留守中に空き巣に入られたらどうしよう」「大切な荷物が届いても受け取れないのが心配」といった声をよく耳にします。特に20代前半の方は、帰省や旅行の機会も多く、こうした不安を抱えがちです。
この記事では、一人暮らしをしている方が長期に部屋を不在にする場合の防犯対策や、衛生・安全面での注意点について詳しく解説します。
窓やカーテンの管理から、郵便物の取り扱い、電気やガスの停止方法まで、具体的な対策をご紹介していきます。
これらの対策を実践することで、長期不在中も自宅の安全を確保し、安心して外出することができます。一人暮らしならではの不安を解消するために、ぜひ最後までお読みください。
一人暮らしの長期不在時に防犯面で気をつけること
一人暮らしの方が部屋を長期不在にする場合、不審者の留守宅への侵入を防ぐための対策が欠かせません。 空き巣被害に遭わないよう、自宅の状況を確認し、必要な防犯対策を実施することが重要です。
窓はカーテンを閉めてシャッターを下ろす
一人暮らしの長期不在時、窓とカーテンの管理は防犯対策の基本です。
泥棒は外からの様子を確認して、不在を見抜こうとするのです。
適切な対策として、カーテンは必ず閉めた状態にしておきましょう。
カーテンを開けたままでは、室内の様子が丸見え。長期不在であることが一目で分かってしまいます。
特に寝室やリビングなど、生活感が表れやすい場所のカーテンは必ず閉めましょう。
シャッターがある場合は、必ず下ろしておくことをおすすめします。シャッターは物理的な侵入防止効果があり、泥棒に侵入を諦めさせる抑止力になります。
ただし、すべてのシャッターを完全に下ろしてしまうと、かえって長期不在を悟られる可能性があります。玄関や道路に面した窓のシャッターは、少し隙間を空けて下ろすのがポイントです。
郵便局に不在届を提出する
長期不在時に郵便物や新聞が溜まっていると、留守であることが一目で分かってしまいます。そのため、郵便局への不在届の提出や新聞販売所への配達一時停止の連絡も重要な防犯対策の一つです。
郵便局では、不在となる期間(最長30日)をあらかじめ届ければ、その期間内の郵便物等を郵便局で保管、届出期間終了後に受け取ることが可能です。
詳しくは、郵便局にてご確認ください。
貴重品は安全な場所に確実な管理を
長期不在中、貴重品の管理はどうしますか?すべてを持参するのは難しくリスクも伴いますが、いつもの保管場所では不安に感じるのではないでしょうか?
旅行や出張の際は、基本的に最低限の現金、数枚のクレジットカード、健康保険証を持参すると安心です。海外の場合は、パスポート、海外旅行保険に加入しているならその証明書や連絡先も持参しましょう。
それ以外の貴重品(高価な宝飾品や金券類、重要な書類等)は、セーフティボックス(金庫)か、家の中の目立たない場所に保管しておきましょう。
長期不在中、現金を自宅に置いておくのは避けましょう。必要な分だけを持参し、残りは銀行口座に入金しておくことで、万が一の盗難被害を防ぐことができます。
一人暮らしの長期不在時に衛生・安全面で気をつけること
長期不在の際は衛生面と安全面にも気を配る必要があります。
出発前には冷蔵庫の整理やゴミの処分などの衛生管理をしっかりと行いましょう。
水漏れやガス漏れなどの事故を防ぐため、各種ライフラインの停止作業を行うことも重要です。
また、不在中に起こりうるトラブルを未然に防ぐためにも、長期不在にする旨を管理会社へ忘れずに連絡してください。
ゴミは全て捨てておく
生ゴミを放置すると、不快な臭いが発生するだけでなく、カビや害虫が発生する原因となります。また、腐敗が進むと部屋全体に悪臭が染み付いてしまい、帰宅後の掃除も大変です。それ以外のゴミもできる限り処分しましょう。
ゴミを処分する際は、以下の点に特に気を付けましょう。
- ゴミの回収日を事前に確認し確実に捨てられるよう計画する
- 生ゴミは必ず出発前日までに捨てる
- 捨てられない場合はゴミをしっかり分別し悪臭や害虫の発生を防ぐ
また、ゴミ箱に水気が残っていると、カビの発生原因になる可能性があります。 ゴミ箱は中身を空にして洗浄し、しっかりと乾燥させてから収納することをおすすめします。
冷蔵庫の中身を空にする
長期不在時は冷蔵庫の管理も重要です。腐敗や異臭の防止、電気代の節約のために、冷蔵庫の中身は可能な限り処分しておく必要があります。
生鮮食品は特に注意が必要です。野菜、果物、肉類、魚介類などは完全に処分することをおすすめします。これらの食材は腐敗しやすく、帰宅後に悪臭や食中毒の原因となる可能性が高いためです。
その他の食品もできる限り処分し、冷蔵庫を空にしておくことが理想的です。
冷蔵庫の整理が完了したら、電源を抜いておきましょう。電力の無駄遣いを防ぎ、冷蔵庫内の食品が腐る心配もなくなります。冷蔵庫のドアを少し開けておくことで、湿気や臭いを防ぐことができます。
また、冷蔵庫内を丁寧に拭き掃除することも大切です。食材の残りカスや汚れをきれいに拭き取りましょう。これをしないと、帰宅後に不快な臭いが発生することがあります。
帰宅後は庫内を清掃してから電源を入れ、庫内温度が十分に下がってから食材を入れるようにしましょう。これらの対策をしっかりと行うことで、衛生的かつ経済的な冷蔵庫の管理が可能になります。
電気ガス水道を止める
長期不在時には、電気、ガス、水道の処置を適切に行うことが安全管理の基本です。
これらのライフラインを正しく止めることで、不測の事態を防ぎ、無駄な料金の発生も抑えることができます。
電気については、必要最小限の電源以外はブレーカーを落とすことをおすすめします。
ただし、防犯上必要な玄関灯やセンサーライトなどは稼働させたままにしておきましょう。その他の電化製品はすべてコンセントから抜いておくことで、漏電や火災のリスクを軽減できます。
ガスの元栓は必ず閉めおきましょう。ガス漏れが発生すると重大な事故につながる可能性があります。元栓を完全に閉めたことを必ず確認してください。
長期不在の場合は、ガス会社に連絡して供給停止を依頼することも検討しましょう。
水道は、メーターボックス内にある元栓を閉めておきましょう。
まず、すべての蛇口を閉めてから、水抜栓のハンドルを完全に閉めます。それから家中の蛇口をすべて開けて水を出しましょう。その後、空気を吸い込んでいるか、手を当てて確認し、最後に必ず家中の蛇口をすべて閉めておきましょう。水漏れや凍結による破損を防ぐために必要な作業です。特に寒冷地や冬季の長期不在時は、凍結防止の処置が重要になります。
管理会社に連絡しておく
長期不在時は、自宅の管理や緊急時の対応のため、必ず管理会社に連絡しましょう。事前に不在期間を伝えることで、安心して留守にすることができます。
管理会社への連絡は、できるだけ早めに行うことをおすすめします。緊急時の連絡先や不在期間、帰宅予定日などの基本的な情報を正確に伝えることが大切です。特に一人暮らしの場合は、万が一の事態に備えて親族の連絡先も伝えておくと安心です。
まとめ
長期不在時の防犯対策として、窓のシャッターを下ろしカーテンを閉めておきましょう。室内の様子が外から見えにくくなります。
また、郵便物が溜まって留守であることが分からないよう、郵便局へ不在届を忘れずに提出しましょう。貴重品の管理にも気を配りましょう。
衛生・安全面では、ゴミの処理と電気・ガス・水道の元栓の確認が大切です。生ごみは前日に捨て、冷蔵庫の中身を空にしておきましょう。帰宅後の不快な臭いや食品の腐敗を防ぐことができます。また、電気はブレーカーを落とし、ガス・水道は元栓を閉めておきましょう。
これらの対策に加えて、管理会社への連絡を行うことで、万が一の事態にも迅速な対応が可能になるでしょう。