下京区は京都市の南部にある区で京都市の中で最も小さな区です。面積は6.763km2の中に8万3千人の人が住んでいます。東を鴨川、西を西高瀬川、南を鉄道、北を四条通に囲まれています。その歴史は古く、室町時代にはその原型があったとされています。明治12年に今の下京区の形が誕生し、京扇子・京人形・京友禅などの伝統産業を元に発展し、今も同じく賑わっています。特に下京区を象徴する場所が「四条河原町」と「京都駅周辺」です。
四条河原町は京都最大の市街地として有名で、最新の京都カルチャーの発祥地となっているといっても過言ではありません。百貨店から個人経営のお店まで老若男女が買い物を楽しめる場所です。日中はもちろん夜になると昼とは違う一面が見られるのも四条河原町の面白さです。
一方、京都の玄関口である京都駅は、1年を通して国内外の観光客を迎えています。京都駅周辺には市民の食生活を支える京都市中央市場から最先端の創造を生み育てる京都リサーチパークまでがある商業地となっています。多くの研究機関もあるため、学術的な文化の研究も活発で、まさしく、京都の文化を今に伝える場所となっています。また、寺社仏閣も多数存在します。世界文化遺産である西本願寺と国宝・国の重要文化財である東本願寺は下京区を代表する大規模の寺社です。
このように京都駅周辺の下京区は最新の施設と古い建築物が共存する景観も持ちます。下京区には四条河原町や京都駅周辺の街だけでなく様々な特徴を持つ街があります。京都市バスも発達しているので、鉄道が走っていない場所にも簡単に行けるのが利点です。
交通アクセスが良好な「下京区」での賃貸物件探し
下京区はJR各線の京都駅をはじめとして京都市営地下鉄、近畿日本鉄道(近鉄)、阪急電鉄、京福電気鉄道(嵐電)の各種鉄道の駅を持つ、京都の玄関口といえる街です。大規模なオフィスや商業施設が集まる街という印象も強いのではないでしょうか。
自然環境に関しては、主要道路や駅の近くはビルや商業施設が多いため、緑は少ないですが、一本わき道に入ると閑静な住宅街が広がっていて静かで、寺社仏閣がたくさんあるので緑も多く、都会にいながらも自然を感じられる場所が点在しています。また、京都駅の近くにある梅小路公園では休日にはフリーマーケットが開催されたり、緑が広がる芝生エリアでは老若男女が各々楽しんでいます。
さらに買い物や娯楽に関しては京都最大の繁華街である四条河原町もあるので、不便に感じることはまずないでしょう。カラオケやライブハウス、大型ショッピングセンターだけでなく、個性的な個人経営の雑貨屋さんなど、おしゃれに敏感な方も満足するお店がたくさんあります。
また、京都駅近くにある京都水族館や京都鉄道博物館は、小さなお子様のいるファミリー世帯にうれしいスポットです。もちろん、日常の買い物も24時間スーパーや大手スーパーがあるので問題なくできます。
一方、オフィスやビル、商業施設が多いため住居用の賃貸物件が周辺の地域に比べて少なく、家賃相場は比較的高めです。具体的には1Kで約4.6万円、1LDKで約8.1万円、2DKで9.2万円となっています。しかし、しっかり探すと穴場物件が見つかるのも下京区の面白いところです。駅から少し離れたり、主要な駅でないところであれば、他の地域と変わらない価格で借りることができます。最寄り駅が遠い物件も、京都市内はバスが発達しているので、あまり負担なく生活が送れます。このように下京区は、圧倒的に交通アクセスがいいので京都市内のみならず京都市外へ通勤している方やその家族が賃貸を探すのにイチ押しのエリアです。