new
1Kの物件で二人暮らしは可能?物件選びのポイントもご紹介

「1Kの物件って二人暮らしできるの?」「もしできるとしても、狭い空間でストレスなく過ごせるか不安..」といった声を耳にすることがあります。
また、「家賃を抑えて二人暮らしをスタートさせたいけれど、もし必要な1Kの物件に住むとしたら家具や生活用品をどう配置すれば良いのか想像がつかない」というカップルも少なくありません。
この記事では、1Kでの二人暮らしの可能性やメリット・デメリットを詳しく解説し、二人暮らしに適した1K物件の選び方などを紹介します。
新生活をスタートさせる皆さんにとって、限られた予算と空間の中でパートナーとの二人暮らしを実現するための具体的なガイドとなれば幸いです。
目次
1Kでも二人暮らしは可能
結論から言うと、1Kでも二人暮らしは可能と言えます。実際に経済的な理由や便利な立地を優先して、1Kでの二人暮らしを選択するカップルは存在します。
特に家賃相場が高い都市部では、コストをかけずに二人暮らしをスタートさせる方法として有効となる場合もあります。
例えば、ベッドをソファベッドに変えたり、折りたたみ式のダイニングテーブルを採用したり、生活スタイルの見直しとレイアウトの工夫次第では、狭いスペースでも必要最低限の生活機能が確保できます。
ただ、1Kでの二人暮らしは完全に無理な選択ではありませんが、お互いを尊重し、限られた空間をうまく活用する知恵が必要となります。
1K二人暮らしのメリット
まず、1Kでの二人暮らしには経済的・実用的な面で大きなメリットがあります。特に、家賃や光熱費などの生活コストを二人で分担できることは、一人あたりの経済的負担軽減につながる大きな利点です。
また、テレビや冷蔵庫などの大型家電をはじめとした生活資材が一つで済むため、初期投資も抑えられるでしょう。
食事の準備や掃除などの家事も二人で分担することで、一人暮らしよりも時間的・精神的余裕が生まれ、お互いの生活にゆとりが生まれます。
互いの価値観を尊重し合い、二人で協力して生活することで、限られた空間でも快適に暮らせる可能性が広がります。
家賃負担を抑えられる
1Kでの二人暮らしでは、家賃負担を大幅に抑えられるほか、光熱費や通信費などの固定費も二人で折半できるため、生活にかかるコストを下げられるというメリットがあります。毎月の固定費が減ることで、経済的な余裕が生まれやすくなります。特に学生や社会人1〜2年目のカップルにとって、この経済的なメリットは非常に大きな魅力かもしれません。
同棲の初期費用について詳しく知りたい方はこちら → https://www.winslink.co.jp/article/look/dousei-cost.php
家具家電を共有できる
二人暮らしにおいて、家具家電を共有できるというのは大きなメリットです。
家具や家電をお互い持ち寄ればすべて買い揃える必要がなくなるため、初期費用の面で合理的に新生活をスタートできます。
家具や生活用品なども、二人で使う前提で選べば、お互いの好みを反映させつつ質の良いものを選ぶことも可能になります。
また、家財道具を共有することで得られるメリットは経済面だけではありません。
二人で相談しながら買い物や部屋のレイアウトをすることで、「二人の住まいという意識が自然と芽生えます。お互いの好みやライフスタイルを尊重し合いながら、二人にとって使いやすい住環境を作り上げていくプロセスは、関係性を深める良い機会となるはずです。
家事を分担できる
家事の分担ができることも、二人暮らしの大きな魅力です。一人暮らしでは全ての家事を自分でこなさなければなりませんが、二人ならばそれぞれの得意分野を活かして分担することで効率的に家事をこなせます。
特に狭い空間で快適に暮らすには、家事の効率化をはかり、溜めないことが重要です。ついつい溜まりがちになる、掃除や洗濯、料理、洗い物といった日々の作業を二人で分担することで、一人あたりの家事負担が大幅に軽減されます。
ただし、1Kという限られたスペースでは、整理整頓が重要な課題となります。
「使ったものはすぐに片付ける」というルールを徹底すれば、狭い空間でも整理された快適な住環境を維持できます。生活環境に対する二人の価値観の共有と日々の小さな心がけが、限られた空間での暮らしやすさに直結すると言えます。
1Kという限られた空間で二人暮らしをするには、家事の分担としっかりした協力関係が生活の質を大きく左右します。二人で支え合うことで、狭い住まいでも快適で充実した生活を送ることは不可能ではありません。
1K二人暮らしのデメリット

1Kで二人暮らしをする場合、プライバシーの確保が難しく、一人になりたい時でも常に相手の気配を感じることになります。電話や仕事、趣味の時間も互いに干渉しやすいため、ストレスが溜まることもあります。
また、収納スペースもが限られているため、持ち物を厳選する必要があります。二人分の衣類や日用品をコンパクトに収めるための工夫は必要不可欠です。このあたりについて、同棲前に二人でしっかり話し合っておくことをおすすめします。
自分だけの空間がない
1Kで二人暮らしをする場合、まず考えなければならないデメリットは「プライバシーが確保しにくい」という点です。広さが限られた1K物件では、自分だけのスペースを確保することは物理的に難しく、常に相手の存在を意識した生活を余儀なくされます。
例えば、一人で考え事をしたいときや趣味に没頭したいとき、友人と電話で話したいときなど、完全に自分だけの時間と空間を確保することは、1Kで二人暮らしをする場合、どうしても難しくなるでしょう。
特に、在宅ワークやオンライン会議が増えた今、同じ空間で別々の過ごし方をする場合のプライバシーの問題は深刻になりがちです。
この問題に対処するためには、時間の使い方を工夫するが必要があります。
例えば、お互いの「一人時間」を尊重する約束をしたり、それぞれがカフェや図書館などで個人の時間を過ごしたりすることを欠かさないようにするとよいでしょう。
また、部屋の中に目隠しになるパーティションや本棚を配置して、視覚的に区切られた空間を作ることも一つの解決策として有効です。
友人や知人を招きづらい
1Kでの二人暮らしにおいて、友人や知人を自宅に招くことは予想以上に難しい課題となります。限られたスペースでは、来客のためのスペースを確保することが物理的に困難で、居住者二人と訪問者が快適に過ごせる空間を作り出すのは容易ではありません。
解決策としては、近隣のカフェやレストランで会う約束をするなど、自宅以外の場所で友人と交流する機会を設けることが効果的です。また、少人数(1〜2名程度)の来客に限定したり、事前に部屋を整理整頓して一時的にスペースを作り出す工夫も必要になるでしょう。
収納スペースに限りがある
1Kの限られた空間では、収納に関する課題が必ず発生します。二人分の持ち物を一人用のスペースに納めなければならないため、物の管理は無視できない悩みになります。
収納の限界は二人の関係性にも影響を与えることがあります。「自分の物が片付けられない」「相手の持ち物が多すぎる」といった不満が生じやすいため、定期的に整理整頓をするルールを設けておくとよいでしょう。
特にお互いの譲れないアイテムについてはも事前に十分話し合い、尊重し合う姿勢が大切です。
1Kでの二人暮らしを成功させるには、収納の限界を認識した上で、二人で協力して空間を最大限に活用する工夫が欠かせません。
二人暮らしに適した1K物件の選び方

1Kで二人暮らしを快適なものにするには、物件選びが非常に重要です。狭いスペースでも心地よく過ごせるよう、まずは8帖以上の広さがある物件を探しましょう。また、必ず契約前に管理会社や大家さんに二人暮らしが可能かどうか確認することも忘れないでください。
さらに、洗濯物が干せ、少しでも開放感を得られるバルコニー付きの物件を選ぶとよいでしょう。また、身支度など朝の外出準備を分散するため、バスルームとトイレが別になっている物件を選ぶと忙しい朝でもスムーズに一日のスタートを切ることが出来ます。生活スタイルに合わせてこれらのポイントを押さえて物件を探せば、限られたスペースでも快適な二人暮らしが実現できる可能性が高まります。
8帖以上の部屋を探す
1Kであっても8帖以上の広さがあれば、ベッドやテーブル、収納家具などの必要最低限の家具を配置した上で生活できるスペースを確保できます。6帖以下では二人で暮らすには狭すぎます。
少なくとも8帖、できれば10帖以上の物件を検討しましょう。
8帖(約13㎡)あれば、セミダブルのベッド1台とコンパクトなテーブル、小さめのソファが配置可能です。10帖(約16.5㎡)以上あるとさらに快適に過ごせるでしょう。
帖数だけでなく、部屋の形状も重要なポイントです。L字型や変形した部屋は実際の使用可能面積が少なくなることがある一方で、長方形の部屋は家具の配置がしやすいのでおすすめです。
二人暮らしにおすすめの間取りを詳しく知りたい方はこちら → https://www.winslink.co.jp/article/couple/cohabiting.php
契約前にかならず二人暮らし可能かチェックする
1K物件で二人暮らしを検討する際、契約内容の確認は最も重要なポイントです。多くの賃貸物件には入居人数に制限があり、1Kの物件は基本的に「単身者向け」として契約内容が定められています。
そのため、契約の前にまず不動産会社や物件オーナーに「二人入居可能か」を直接確認することが大切です。物件情報サイトでは「カップル入居可」「二人入居可」などの条件で検索することができますが、実態に即しているか必ず直接確認しましょう。
賃貸借契約書の「入居人数」「同居人の制限」に関する条項には特に注意が必要です。
最近では、コンパクト物件でも二人入居が可能な物件も増えてきています。じっくりと、契約上問題のないかたちで自分たちの生活に合った物件探しを進めることが大切です。
バルコニー付き物件を選ぶ
限られた室内空間しかない1Kでは、バルコニーの有無が暮らしの快適度を大きく左右することがあります。バルコニーがあることで実質的な生活スペースが増えるだけでなく、日常生活にゆとりが生まれます。
まず、バルコニーがあれば、洗濯物を外に干すことができます。二人分の洗濯物は予想以上に多くなります。バルコニーがあれば洗濯物を外に干せるので、狭い室内を少しでも有効活用できます。
また広さにより、すぐに使わないものを防水・防塵対策をした収納ボックスに入れてバルコニーに置くことができます。ただしバルコニーは、消防法により火災などの非常時に避難経路として使うことが定められているため、荷物の大きさは移動の妨げにならない程度に留めなければなりません。
バス・トイレ別の物件を選ぶ
1Kで快適に二人暮らしをするには、お風呂とトイレが別々になっている物件を選ぶことが重要なポイントです。
お風呂とトイレが共用の「ユニットバス」タイプでは、入浴とトイレを同時に使用したい場合に不便を感じてしまいます。
バス・トイレ別の物件は「ユニットバス」タイプに比べて家賃が高くなる傾向にありますが、その分、生活の質を大きく向上させる価値があります。毎日の生活において、入浴とトイレ使用の時間的制約から解放されることでストレスが軽減され、より快適な二人暮らしが実現できます。
まとめ
1Kでの二人暮らしは、適切な物件選びと工夫次第では不可能ではありません。
ただし、家賃負担の軽減や家具家電の共有、家事の分担といったメリットがある一方で、プライベート空間の確保や収納の限界といった課題もあります。
もし「どうしても1Kで二人暮らしをしたい!」という場合は、8帖畳以上の広さがあり、バルコニー付きで、バス・トイレ別の物件を選ぶことが重要です。またそれ以上に重要なのは、契約時に二人入居が可能かどうかを必ず確認することです。
これから1Kで二人暮らしをする計画がある方は、ぜひこの記事で紹介したポイントを参考にされてください。限られた空間だからこそ生まれる、パートナーとの絆の深まりを楽しむことができるかもしれません。