new

オンライン内見とは?失敗しないための注意点をご紹介

2025.04.16

オンライン内見とは?失敗しないための注意点をご紹介

「京都まで何度も足を運ぶ時間がない...」「交通費がかさんでしまう...」遠く離れた京都の物件を探す際、そんな理由で苦労されている方も多いのではないでしょうか。

特に遠方にお住まいの学生や社会人の方にとって、内見にかかる時間や費用の負担は大きな悩みの種となっているかもしれません。

そんな方におすすめなのが、オンライン内見です。スマートフォンやパソコンを使って、自宅にいながら遠隔地の物件の内見ができる便利なサービスとして近年注目を集めています。

この記事では、オンライン内見の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、失敗しないための具体的な対策まで詳しく解説します。オンライン内見を活用して、効率的に理想の物件を見つけましょう。

来店しないお部屋探し!詳しくはこちら

オンライン内見とは

オンライン内見は、インターネットツールを使って物件の内部を見学できる新しい形の内見方法です。

オンライン内見が一般化した背景には、コロナ禍での非接触ニーズの高まりに加え、遠方からの物件探しをより便利に、効率的に行いたいという需要がありました。
オンライン内見の方法は主に3つのパターンがあります。

  • 不動産スタッフとビデオ通話をしながらリアルタイムで物件の様子を視聴する双方向型
  • 事前に撮影した動画を視聴する録画型
  • VR(バーチャルリアリティ)技術を活用した3D体験型

いま現在最も一般的なのは、不動産会社のスタッフとビデオ通話をしながら物件の中の様子を見ることができる双方向型です。物件の気になる箇所をリアルタイムで確認できるので、効率的かつ確実な情報を得られます。

オンライン内見のメリット

オンライン内見とは?失敗しないための注意点をご紹介

オンライン内見は、従来の物件内見と比べて多くのメリットがあります。
ここでは2つのメリットについて解説します。

自宅にいながら気軽に内見ができる

オンライン内見の最大の魅力は、自宅にいながら物件の内部を確認できることです。従来のように現地まで足を運ぶ必要がないため、時間や交通費の負担を大幅に軽減できます。

その理由は、スマートフォンやパソコンさえあれば、どこにいても物件の内見が可能だからです。 特に遠方にお住まいの方や仕事で忙しい方にとって、移動の手間から解放されるメリットは大きいでしょう。

来店しないお部屋探しアパマンショップオンライン

時間を効率的に使える

従来の内見では、たとえば物件を1件見るだけでも店舗から現地までの移動に加えて物件の鍵の引き取り、返却など、内見以外にも時間を取られることが少なくありませんでしたが、オンライン内見ならビデオ通話の時間さえあれば気になる物件を見ることができます。

実際の内見では、移動や待ち合わせの時間を含めると1件につき1時間以上かかることも珍しくありません。 一方、オンライン内見では20~30分程度で済むことが多いのです。

このように、オンライン内見は時間を効率的に使える画期的なサービスです。限られた時間の中でより多くの選択肢を検討できるため、理想の物件を見つけやすくなります。

オンライン内見の注意点

オンライン内見は便利なサービスですが、実際の物件を見学する場合と比べていくつかの制約があります。

細かい場所を確認できない

オンライン内見では、物件の細部を確認することが難しい場合があります。特に狭い場所や死角となりやすい箇所は、カメラの映像だけでは十分に確認できないケースも少なくありません。

収納スペースや洗面所、トイレなどの狭小部分は、スマートフォンやタブレットのカメラでは適切なアングルが取りにくく、実際の使い勝手を把握することが難しい場合があります。
洗濯機置き場の配管位置や、クローゼット内の突っ張り棒の設置可否など、細かな確認が必要な箇所は映像だけでは判断が難しいでしょう。

また、以下のような場所は特に注意が必要です。

  • 玄関周りの靴の収納スペース
  • キッチンの作業スペースや収納
  • 浴室の設備や手すりの位置
  • ベランダの物干しスペース

オンライン内見で気になった物件は、可能であれば実際に現地で確認することをおすすめします。 特に細かな寸法や使い勝手を確認したい場合は、実地での内見を併用することで、より正確な判断ができるでしょう。

サイズ感を体験できない

間取りのサイズ感を体験できないことも、オンライン内見における大きな制約の一つです。 画面越しでは正確な寸法を把握することが難しく、家具やレイアウトを検討する際に支障をきたす可能性があります。

その理由の一つとして、カメラの画角や映像の歪みによっては、実際の広さや奥行きが正確に認識できないことが挙げられます。例えば広角レンズを使用した場合、実際より広く見え、逆に望遠レンズの場合は狭く感じられます。

この問題を解消するには、事前に間取り図で寸法を確認し、気になる箇所をピックアップしておくことが重要です。オンライン内見時に各部屋の寸法をスタッフに細かく質問することで、ある程度はサイズ感の把握が可能になるでしょう。

実際の雰囲気を感じられない

オンライン内見の際の映像だけでは、実際の住まいの雰囲気を十分に感じ取ることは困難です。また、画質や音声の制限により、部屋の細部の質感や居住環境の実態を把握しにくい場合が多くあります。

その理由は、画面越しでは五感を使った体感的な情報が得られないためです。 例えば、室内の空気の流れ、日当たりの度合い、階下や隣室からの生活音など、実際の生活に大きく影響する要素は映像だけでは判断が難しいのです。

部屋の雰囲気は、実際に足を運んで体感することで初めて正確に把握できます。五感を使った確認ができないオンライン内見では、快適に暮らせるかどうかの判断材料が限られてしまうでしょう。

オンライン内見で失敗しないための対策

オンライン内見とは?失敗しないための注意点をご紹介

オンライン内見を成功させるためには、事前の準備が大切です。物件を効率的に内見するために、知りたい情報や確認したいポイントを事前にリストアップしておくと良いでしょう。

事前に確認することをまとめておく

オンライン内見を効率的に進めるためには、事前の準備が欠かせません。確認したいポイントを事前にまとめておくことで、限られた時間を有効活用できます。

内見時に確認すべき重要な項目を、以下のようにカテゴリー分けして準備しおくと良いでしょう。

  • 室内の状態:壁や床の傷、水回りの設備、収納スペースの容量
  • 日当たり:窓の向き、日差しの入り具合、カーテンの寸法
  • 生活環境:コンセントの位置、エアコンの設置状況、防犯設備

これらの項目をメモ帳やスマートフォンのアプリにまとめておくと、内見中に漏れなくチェックできます。また不動産会社のスタッフに対しても、スムーズに質問することができるでしょう。

特に気になる箇所については、具体的な質問内容まで考えておくと良いかもしれません。「玄関は何足くらい靴が置けますか」「収納スペースの奥行きはどのくらいですか」など、数値で確認できる項目は必ずメモしておくことをおすすめします。

間取り図を用意して知りたい箇所を確認する

オンライン内見を効率的に進めるためには、間取り図を活用した確認が重要です。知りたい箇所を事前に把握し、的確に質問することで、より詳細な情報を得ることができます。

物件の間取り図は、オンライン内見の前に見られる状態にしておきましょう。間取り図があることで、部屋の位置関係や動線を具体的にイメージしながら内見を進められます。 特に収納スペースの配置や、水回りの位置などをあらかじめイメージしておくと、実際の生活動線を確認する際に役立ちます。

具体的な確認ポイントとしては、各部屋の広さや窓の位置、設備の配置などが挙げられます。 例えば、キッチンと居室の距離感や、洗面所からトイレまでの動線など、日常生活での使い勝手に関わる部分は特に注意深くチェックすると良いでしょう。

ビデオ通話時のネット環境を事前に確認しておく

オンライン内見を快適に行うためには、安定したインターネット環境の確保が不可欠です。
通信トラブルによって映像が途切れたり、音声が聞き取りにくくなったりすると、物件の確認が十分にできない可能性があります。

使用するデバイスのインターネット接続状況を事前に確認しておくことも大切です。Wi-Fiを利用する場合は、電波状況が十分であることを確認しておきましょう。特に自宅の中でも電波の弱い場所があれば避け、内見前には電波状況の良好な場所でオンライン内見ができるよう環境を整えておくと良いでしょう。

モバイル回線を利用する場合は、データ通信量に余裕があるかどうかもチェックしておく必要があります。オンライン内見では動画を送受信することになるため、想定以上にデータ通信量を消費する可能性があります。通信制限にかかってしまうと、映像品質が低下して物件の詳細が確認しづらくなってしまいます。

また、使用するアプリケーションの動作確認も忘れずに行いましょう。不動産会社が指定するビデオ通話アプリが正常に起動するか、カメラやマイクの設定に問題がないかなど、基本的な機能をテストしておくことをおすすめします。

まとめ

オンライン内見は現地への移動時間や交通費といったコストをかけずに物件を内見できる便利なサービスです。スマートフォンやパソコンを使って自宅から気軽に内見ができ、希望の物件を効率的に見られる点が大きな魅力といえます。

しかし、物件の細部まで確認しづらく、実際の広さや雰囲気を体感することが難しいことなど、オンライン内見には注意が必要な点もあります。

オンライン内見は物件探しの第一段階として活用できますが、最終的な契約判断の前には可能な限り実際に物件を見学することをお勧めします。

このように、メリットとデメリットを理解したうえで、しっかりと準備をして臨むことによりオンライン内見を効果的に活用することができます。

相談無料 条件を伝えて待つだけ!プロに探してもらう!詳しくはこちら